03 · MAKING

まず、素材の声を聴く。

再現すべき完成図からではなく、繊維の重さ、落ち方、手触りから始めます。

麻の幕越しに見えるスタジオと人影

麻と時間

手の跡を消すような完璧さは、求めません。

自然素材は、完成した日の姿にとどまりません。麻は柔らかくなり、身体や暮らしの痕跡を受け取ります。制作とは、その変化を服の一部として迎え入れることです。

木製ハンガーに掛けられた濃色の粗織りの衣服
FIBRE / SURFACE / TIME
01

布を見る

繊維、織り、重さ、そして光が素材をどう通るかを見ます。

02

かたちを探す

身体を型の中に閉じ込めず、動きを中心に輪郭をつくります。

03

洗い、待つ

早い段階で水と時間を加え、素材が落ち着いたあとの姿を確かめます。

04

また会う

試着し、調整し、繕う。人と作品の関係は、手渡したあとも続きます。

生成り、朱赤、黒の衣服がつくる色の連なり
COLOUR / SURFACE
黒、生成り、土色の衣服が並ぶ木製ハンガーラック
GARMENT / ROOM

現在のアーカイブは、素材、完成した衣服、光を中心に記録しています。裁断、試着、手仕事の場面は、実際の撮影が整いしだい加えていきます。

作品の方向を見る